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洞窟で暮らしたい。

日々思ったことや思い出を語る。

衛府の七忍が面白い

衛府の七忍という漫画を集めているのですが、その3巻が発売されていたので買ってきました。

 

作者の山口貴由先生はいくつもの作品を描かれてきたベテラン漫画家さんでして、そのどれもが内容も、クセも、画もめちゃめちゃ濃いことで有名です。 特にシグルイなどは有名ですね。

 

特に自分は覚悟のススメという作品がものすごく大好きで、今まで読んだ漫画の中で一番好きなものを挙げろと言われたら食い気味でこの作品だと答えると思います。

この覚悟のススメの続編で『エクゾスカル零』というのがあってこれまた連載が決まったときにはあの葉隠覚悟がまた見られる!!と狂喜乱舞したものですが、このときの山口先生は画風も作風もガラリと変わってしまっていて、いざ読んでみると全くの別物となっていたのです。

覚悟のススメ時代の怒涛に湧き上がる熱や血沸く王道展開はどこへやら、全体的に暗くシリアス&シリアスな雰囲気に包みこまれていました。

世界を救ったヒーローが、人類が滅びた世界で目覚めるという救いのない冒頭から始まったエクゾスカル零は最後まで救いのないまま終わってしまいました。 途中からちょっとギャグシーンが入ってきたり、昔のノリを取り戻したところもありますが作品全体の雰囲気を変えるには遅すぎましたね。

 

こう言ってますが、エクゾスカル零もとっても面白いんです。 エクゾスカルのデザインはどれもドツボですし、山口節も全開でキレてました。 ただこれを覚悟のススメの続編と見ると期待していたものとの差がどうしても出てしまうんですよね。

 

そしてこの衛府の七人』『エクゾスカル零』のお話でもあるのです。

世界観、キャラ設定などは全く違うのですがキャラ自体はエクゾスカル零に登場するキャラクターで、例えるなら俳優として舞台に出演しているみたいな?

エクゾスカル零にて荒廃した世界に復活し、守るべき民もいない世界でそれぞれの正義の違いのためにぶつかり合う七人の正義を行う者たち。 世界平和をもたらしたはずのヒーローたちが孤独に彷徨い、自問自答し、傷つけ合う姿は読んでいていたたまれないものがありました。

 

しかしこの衛府の七忍では彼らが怨身忍者となって蘇り、日本を圧倒的力で支配しようとする徳川家康公に一矢報いるため共に戦うというのです!! 絶対面白いに決まってるじゃん!!! 今度はあの七人がきちんとヒーローしているところを見られるのです。

エクゾスカル零の他にも『シグルイ』、『蛮勇引力』などいろいろな過去の作品のキャラクターも登場し、もうなんか同窓会みたいだったよねw

 

元となった原作を読んでいるとニヤリとしてしまうネタもたくさんあり、山口節もキレッキレです。 「呑みに参るぞ! 零鬼!」はめちゃくちゃ笑った。

 

今一番次巻を期待している漫画かもしれないですね。